よくあるご質問

病気が再発した場合の初診日


質問

 10年間ほど普通に勤務して病気が再発した場合、初診日はどうなりますか。勤務は、週40時間ほどのいわゆるフルタイム勤務でした。再発予防のための薬は飲んでいました。


回答

 10年間ほど普通に社会生活が送れており、その間に服用していたのが再発予防のための薬だけだとすれば、社会的治癒があったとして、病気が再発したときの受診日が初診日になる可能性があります。

 

 医療の分野での「治癒」と年金の分野での「治癒」は、性格が異なります。年金の分野では、相当期間、普通に社会生活が送れていれば、病気はいったん治ったとみなされるわけです。これを社会的治癒と言います。そうすると、再発した病気は、新たな病気とされるのです。

 

 ただ、病気の種類や病状などはさまざまですから、社会的治癒を一律には判断できません。社会的治癒が認められるには、申立書などで、10年間ほどの治療の内容をはじめ、日常生活や就労状況などを丁寧に説明することが必要です。