⑧ 生活の基礎を作ろう

 最初に、次のようなことは「全部、正しくない」と書きました。その理由を説明します。

 

 「障害年金って、身体障害者がもらうものですよね。」 → 現在は、内部疾患や精神障害、知的障害などでももらえます。

 

 「給料をたくさんもらっている人は、障害年金をもらえないんだって。」 → 20歳前障害など一部のケースを除いて、収入の多い少ないは無関係です。

 

 「65歳以上だから、障害年金を請求できない。」 → 65歳以上でも、厚生年金などの被保険者であれば、もらえます。また、初診日が65歳より前だった場合は、もらえる場合があります。

 

 「年金の保険料を一度も納めたことがないので、障害年金はあきらめた。」 → 20歳前障害は別ですね。また、第3号被保険者や学生納付特例の承認を受けた学生なども、保険料の納付は問われません。

 

 「生活が苦しいので、障害年金をもらおうかな。」 → 生活が苦しい場合の救済策は、生活保護です。障害年金ではありません。

 

 「障害者手帳を持っているから、これで十分。」 → 障害者手帳と障害年金では、支援内容がまったく違います。

 


 

 障害年金のもらい方について書いてきました。条件が満たされている方はぜひ、請求をしましょう。「もらわないと損」と言うのではありません。もらって、そして、生活の基礎をしっかり作るのです。そうすることによって、今後の人生の計画も立てられるようになると思います。

 

 請求の手続きは、たいていの方がご自分で出来ます。しかし、「初診日がはっきりしない」「いろいろな障害が重なっている」「医師に診断書を書いてもらったが、どうも、自分の感じとは違う」など複雑なケースでは、専門家に依頼するほうが、早いし確実です。